医学生しいたけによる 病気まるわかり

国立大学医学部の学生が、医学生の生態やわかりやすい病気の解説などをしていきます

~お花の定期便~てんかん

お題「今日の花」

こんにちは。しいたけです。春休みが始まり、卒業小旅行などのイベントの反動なのか、やる気がなくなってしまいここ数日ブログをさぼってしまっていた、自堕落医学生しいたけです。

因みにしいたけという名前、意外と気に入っていまして、youtuber のきのこさんと親戚みたいでウキウキ気分です。(勝手に。)そのうち好きなyoutuber でも書こうかしら。今日は春分ですね。

先日福寿草の群生地を訪れまして、野生の群生地としてはかなり広大に広がっており見事でした。

 

f:id:asnibok1101:20200320164201j:image  iphone 11で撮影

 

私は母の影響なのか、植物の鑑賞が結構好きで、庭園や植物が主題の美術展によく足を運びます。

花束等プレゼントしていただくと切り花はすぐに枯れてしまわない様、長く楽しむために水の入れ替えや水切りを結構気にしています。いただいたものですし、なによりお花があるだけで癒されます。

 

 

お花の定期便 

最近ではアプリで自宅に切り花が配達されるサービスも複数出ていて私も利用しています。本当は店舗で実際に見て、選びたいんですが、未だ行きつけのお店ができていないことと、店員さんに話しかけるのが怖い…(笑)

 

お花の定期便はそんなもろもろの問題を解決してくれるので、助かります。お花の定期便サービス10選 といったハナタクさんのサイトで比較されており分かりやすいです。

私が実際に利用しているのはInstagramでもよく広告表示されるFlowerといったサービスです。

特徴としては他の会社さんより圧倒的に手が出やすい価格帯で、お花の種類はお任せですが3(月によっては2)種類の花束から選べます。花束の種類の入れ替えは半月に1度。

定期便といいつつ、自分が気にいった花束の時だけ、スマホから簡単に注文できます。

また、初回は一回無料チケットがついており、友達コードを利用した場合には紹介者・紹介された人両方に一回無料チケットが配布されます。

これはお得ですよね。送料は400円位なので、今まで無料チケットを利用して大体400円程度でした。サイズも小瓶に飾る程度なので、気軽に始めやすいかと思います。

ちなみに私の紹介コードは[ 66MO ] です。よろしければ。 

 

 

 

ゴッホは実はてんかんだった説

 オランダ出身の画家、ヴィンセント・ヴァン・ゴッホの描いた「アーモンドの花」と「ひまわり」デザインのBOTANISTが新発売されました。

アーモンドの花は、桜に似ている為か、日本ではあまり注目されている印象はありません。しかしそろそろ見頃なので私は探しに行こうと思っているところです。

ゴッホ精神疾患を患っていたという説は有名ですが、そのうちてんかんだったのではないか?とも考えられています。

てんかんとはそもそもなんなのか?

を解説していきます。

 

 

てんかんとは?

私たち人間は、脳よってものを考えたり、感じたり、運動の調節・運動の指令を行っています。それはすべて電気信号に変換されて神経に伝わっています。

 

てんかんという病気は何らかの原因によって異常な電気信号を過剰に出してしまうことで、手が痙攣したり、意識が一時的になくなったり脳の支配する働きに応じて様々な症状がでてきます。

てんかんの原因としては脳腫瘍や脳血管障害、頭部外傷などの2次的なもの(症候性)と、原因不明の特発性の2つに大別されます。

 

特発性は高齢者等で起こることは少なく、主に小児に多いです。

症状が一過性に出ることを発作といいますが、発作にも脳のどこの部位に異常がでるのかによって、↓の2つに大きく分かれます。

  • 全般発作 脳の全体的に異常な神経興奮が頻繁に起こる。意識消失を伴う。

   欠神発作 突然の意識の喪失と、数秒後に回復する発作。過呼吸によって

        誘発されやすい。小児期に多い。運動症状は見られない。

        脳波 3Hz 棘徐波複合(wave and spike complex)

   強直発作 

   強直間代発作

   ミオクロ二―発作 突然、ピク、ッピクと筋肉が瞬間的に収縮する発作。

  • 部分発作 脳の1部分に異常な神経興奮が頻繁に起こる。

    複雑部分発作

    単純部分発作

 

治療 症候性てんかんの場合は原因疾患の治療が何よりもまず優先されるべきですが、通常は一生涯お薬を飲み続ける必要があります。

部分発作予防 カルバマゼピン

全部発作予防 バルプロ酸ナトリウム

 

妊婦さんにフェニトインは禁忌。急激な薬物の中止はてんかん重積状態を引きおこすため、医者はよくよく患者さんに説明する必要があります。